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更年期症状は“筋肉”で乗り越える!骨盤底筋&呼吸筋ストレッチでホルモン乱れを整える

40代後半から50代前半にかけて訪れる更年期。女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、ほてりや発汗、イライラや気分の落ち込みなど、さまざまな症状に悩む方が多い時期です。これらの症状は「ホルモンバランスの乱れ」が主な要因として考えられていますが、近年では「筋肉の衰え」が更年期症状を悪化させる一因として注目されています。

特に骨盤底筋や呼吸に関わる呼吸筋が弱まると、ホルモンバランスだけでなく自律神経の乱れや代謝低下、姿勢崩れなどを引き起こしやすくなるといわれています。本記事では更年期症状と筋肉の関係性を紐解きつつ、骨盤底筋&呼吸筋を意識したストレッチ法をご紹介します。女性が元気に更年期を乗り越えるための一助となれば幸いです。

目次

1:更年期症状と筋肉の深い関係

①女性ホルモンと筋肉量の関連

女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、骨や筋肉を保護し、女性らしい体型をキープする働きがあります。しかし、更年期に差し掛かるとエストロゲンの分泌量が急激に低下し、骨密度や筋肉量が減少しやすくなります。この影響で、姿勢の崩れや基礎代謝の低下、体力の衰えが顕著になり、疲れやすさや体型の変化に悩む女性が増えてくるのです。

②骨盤底筋の重要性

骨盤底筋は骨盤の底部にあり、子宮や膀胱、直腸などの内臓を支える役割を担っています。妊娠・出産や加齢、更年期によるホルモンバランスの乱れなどの影響で骨盤底筋が弱まると、尿もれや骨盤臓器脱といったトラブルが起こりやすくなります。さらに、骨盤のゆがみや下腹ぽっこりにもつながるため、女性の健康やスタイル維持のために非常に重要な筋肉なのです。

③呼吸筋と自律神経

呼吸筋には主に横隔膜や肋間筋が含まれます。横隔膜は呼吸の要となる筋肉で、呼吸が浅くなると横隔膜の動きが制限され、自律神経の乱れを招くと言われています。更年期に起こるホットフラッシュや動悸・息切れなどの症状も、呼吸の乱れと深い関係がある可能性が指摘されています。


2:骨盤底筋と呼吸筋を鍛えるメリット

  1. 尿もれ予防&骨盤ケア
    骨盤底筋を鍛えることで、尿もれだけでなく、骨盤周りの筋肉が安定し、腰痛や下半身太りの予防にもつながります。
  2. 自律神経の安定
    深い呼吸ができるようになると、副交感神経が優位になりやすく、リラックス効果が高まります。更年期のイライラや不安感の軽減にも役立ちます。
  3. ホルモンバランスのサポート
    筋肉を動かすと血行が良くなり、全身に酸素や栄養が行き渡りやすくなります。結果として、ホルモン分泌や代謝のサポートにつながると考えられています。
  4. 姿勢改善と痛み予防
    骨盤底筋と呼吸筋が連動して働くことで、正しい姿勢を維持しやすくなります。背中や首のコリ、腰痛などが緩和される可能性があります。

3:骨盤底筋&呼吸筋を意識したストレッチ法

ここからは、自宅で手軽に取り入れられるストレッチ法をご紹介します。更年期の方はもちろん、どの年代の女性にもおすすめできる内容です。動作はゆっくり行い、呼吸を止めず、痛みを感じたら無理をしないようにしましょう。

1. 骨盤底筋エクササイズ(基本編)

  1. 姿勢
    椅子に座り、背筋を伸ばし、両足を床にしっかりつける。骨盤は軽く前傾させるイメージ。
  2. 動作
    鼠径部(そけいぶ)から会陰部までを下から引き上げるようにキュッと締める。息を止めないように注意しながら5秒キープし、ゆっくり緩める。
  3. 回数
    これを10回程度繰り返す。

ポイント:

  • 会陰部(肛門や膣のあたり)を意識し、「尿意を我慢する」ような感覚で締める。
  • 余裕が出てきたら、立ったままや仰向けの姿勢でも行ってみる。

2. 横隔膜リリースストレッチ

  1. 姿勢
    楽に座るか、仰向けに寝てリラックスする。
  2. 動作
    両手をみぞおち(横隔膜のあたり)に軽く添え、鼻からゆっくり息を吸い込む。その際、みぞおちが膨らむのを感じよう。
  3. 吐くとき
    口からゆっくり息を吐きながら、両手を使ってみぞおち周辺をソフトに押し、横隔膜が緩む感覚を意識する。
  4. 回数
    5~6回繰り返す。

ポイント:

  • 呼吸を深くゆっくり行うことで、横隔膜の動きがスムーズになり、呼吸筋のストレッチになる。
  • 力を入れすぎず、触れる程度の圧で行うと痛みなくリリースできる。

3. 骨盤の傾きを整えるストレッチ

  1. 姿勢
    仰向けになり、両膝を立てて足裏を床につける。
  2. 動作
    息を吸いながら骨盤を後傾させる(腰を床に押し付けるようなイメージ)。そのまま数秒キープ。
  3. 次に
    息を吐きながら骨盤を前傾させ(腰と床の間にすき間を作るイメージ)、数秒キープ。
  4. 回数
    前傾・後傾をゆったりと10回ほど繰り返す。

ポイント:

  • 骨盤底筋を意識して動かすことで、骨盤周りの筋肉がバランスよく使われる。
  • 腰痛のある方は無理をせず、可動域を小さくして行う。

4. 胸を開くストレッチ(呼吸筋の強化)

  1. 姿勢
    椅子に座るか、立った状態で背筋を伸ばす。
  2. 動作
    両手を組んで頭の後ろに添え、息を吸いながら肘を外側に開き胸を張る。
  3. キープ
    肩甲骨を寄せるようにしながら5秒キープし、息を吐きながら肘を軽く閉じる。
  4. 回数
    5~8回繰り返す。

ポイント:

  • 胸を大きく開くことで、肋間筋が伸びやすくなり、深い呼吸がしやすくなる。
  • 猫背や巻き肩の改善にも効果的。

5. 足裏から骨盤底へつなぐストレッチ

  1. 姿勢
    立ち上がり、足を肩幅程度に開いて、背筋を伸ばす。
  2. 動作
    かかとに重心を置いて息を吸い、ゆっくりつま先立ちになるように前足部に体重を移す。このとき骨盤底筋を締める意識を持つ。
  3. キープ
    数秒間つま先立ちをキープしたら、息を吐きながらゆっくりかかとを下ろす。
  4. 回数
    10回程度繰り返す。

ポイント:

  • 足裏のバランス感覚と骨盤底筋を連動させることで、体幹が安定しやすくなる。
  • バランスが取りにくい場合は、壁や椅子に手を添えて行うと安全。

4:更年期を筋肉で乗り越えるための心がけ

  1. 無理のない筋トレもプラス
    ストレッチだけでなく、スクワットや軽いダンベル運動などの筋トレも取り入れると、筋力維持により効果的です。
  2. 栄養バランスの確保
    タンパク質、カルシウム、ビタミンDなど、筋肉や骨を支える栄養素を積極的に摂りましょう。
  3. 休息と睡眠の質
    筋肉の回復やホルモンバランスには良質な睡眠が欠かせません。就寝前のストレッチや入浴でリラックスする習慣を大切に。
  4. 定期的な専門家のチェック
    更年期症状がひどい場合は、婦人科や内科の受診を検討しましょう。必要に応じてホルモン補充療法やサプリメントなどのサポートを受けることも有効です。

まとめ

更年期は、女性にとって大きな心身の変化が訪れる時期ですが、適切なケアと知識を持つことで、不快な症状を軽減しながら前向きに乗り越えることができます。骨盤底筋や呼吸筋といった、普段あまり意識しない部分の筋肉を鍛える&ストレッチすることで、ホルモンバランスや自律神経の安定をサポートできる可能性が高まります。

まずは今日から、簡単な骨盤底筋エクササイズや呼吸筋ストレッチを取り入れてみましょう。ほんの数分の習慣を継続するだけでも、数ヶ月後には身体の変化を感じられるかもしれません。更年期を“つらい期間”と捉えるのではなく、“自分の身体を見つめ直すチャンス”とポジティブに捉えて、筋肉を味方につけた健康的な日々を目指してみてくださいね。

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